2007年06月02日

Cross

咲いた花、花弁落としても種をつけ、幾度と無く花開く。
誰に見えなくとも良い、ただ己の中に其の花が確かに根付いていて、
其の事実を共に育てている人もまた、感じてくれて居れば。

買ったまましまっておいた特注のクロスチャーム、細身の鎖付き。
其れが収められた箱を手に、あの人の家へと赴きポストに置き去りに。
『お祝いに』と上げる約束を違えたくなかったが故の事、
処遇を任せてしまう、所詮自己満足に過ぎない。

空を仰げば美しき月、今宵は見る事が出来て。
全身に其の月明かりを受ける、いつものカフェテリアの二階テラス。
青白い光の下で隣の御仁が呟いた言葉は複雑極まりないもので、
鍵を掛けて胸の奥深くに潜めた感情の蓋を解かれそうになる。

『相変わらず憂いを帯びているな、―――――。』
続いた言葉に苦笑した。

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posted by 橘 at 23:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Chinese milk vetch

部屋のカーテンを少しずらし、見上げた夜空。
浮かんでいるであろう満月を覆い隠す厚い雲、
風に流れて其の御姿を拝めないだろうかと少しばかり願ってみたものの、
上空を吹く風が弱いのか月明かりすら見ることは叶わず。

目を逸らして猫じゃらしで真名と遊んでいたら聞えた『タダイマ』の声、
愛猫と出迎えればお土産にと蜂蜜を買ってきた相手に
思わず先日の話を思い出して吹き出しそうになってしまった(貴様)
色味と時期的な物から考えて蓮華草の蜂蜜と推測し、
当たったご褒美を味見がてらに堪能。

柔らかさも甘さも五感的に感じるだけではなくて、心に染み渡るもので。
だからそのうち点った焔も移るだろうよ、其の時にはちゃんと責任は取る(笑/何)

夢の話の最中にその内容通り攫われてしまった相手を寝室迄運び、
向かい合わせにベッドに転がって。
其の手を緩く握って夢の中へと追いかけるように眠りへと堕ちる、
会えたら幸い。
posted by 橘 at 01:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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